子供の成長と片付けについて
片付けを学び、片付けの現場に入り
片付けに触れるうちに「片付ける」という行動は
非常に高度な作業なのかもしれないと思う時があります。
モノは所有者の価値感の現れであり、お金の使い方が象徴されている。
部屋は心の現れであり、時間の使い方が映し出されている。
大人でも「高かった・勿体ない・いつか使うかも」
となかなか整理は進みません (T T;)
大人(親)も自分の持ち物を片付けることに四苦八苦してるのだから
子供たちが片付けが上手くいかなくても当然と言えるかもしれません。
お子様の場合、特に小さいうちは「全部好き・全部大切」と
思うことが自然です。
好きなモノに順番をつけたり、使用頻度や使うシーンを考えることは
ある程度成長し理解や経験が伴っていくうちにできるようになるのかもしれません。
小学校低学年の頃までは物の購入も主導権が親にあり
物の管理や整理も、親のコントロールの範囲でおさまりますが、
年齢が上がれば、所有者本人の意思・選択を聞きながら進めてくことが大切です。
大人の理由やルールを押し付けず、子供の成長と気持ち、
そして本人が感じる快適などが抜け落ちてしまわない片付けを行いたい。
親や祖父母世代と違って、これだけモノや情報が溢れ
選択肢も多岐にわたり広がっている現代では
モノを持つこと(所有する豊かさ)よりも
自分にとって必要なモノを選ぶ力、
選択肢を絞る力が大切だと日々感じます。
多くの選択肢の中で、何を選ぶ(求める)のか。
今できることは何か。
手元にある中で、限られた中で、できることは何か。
どう実現するのか。
時間やお金の使い方、
夢や目標の組み立て方
自分の心の整理や周りの人との関わり方など
整理する力はモノや空間にとどまらず多くのことに
波紋のように静かに広がっていく効果があると感じます。